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●いよいよ怒濤の4戦目!
前回梅雨らしくきっちり雨のレースに翻弄され、結局転倒に終わっててしまった。
しかしマシンはカウル以外はほぼ無傷だったため、FRP補修剤でせっせと修正した。
それでも私はまだシリンダーの雰囲気に慣れておらず、その上練習にも行けずにもんもんとしていた。レースニ週間前に練習に行く事にしたのは主人のほうだった。
練習走行すればおのずとセッティングも決まって方向性もつかめるかな?
私は二つ返事で練習に行く事にした。相変わらず主人は私がマシンを触る事はあまりよろしく思っていない。ラジエーターの掃除やら地味な作業をして自分なりに水温の異常上昇を防ごうと思った。
雨の中転倒して、吸い込んだドロの掃除をレース終了時に来てくれた人たちが総出でしてくれていた。主人はそれも嫌って、誰かにマシンを触られた事に不快感を示した。『だからエンジンとキャブだけドロの様子みただけやし、あとはまかせるよ。みんな緩めた状態で仮組しただけだし』私はそういって整備の申し送りをした。
主人は少し焦っていたのかもしれない。
時間も少なかったし、横で工具持っている私が気になってしまったのかもしれない。
30分の枠を三枠購入し、いざ1枠目。
もちろん今日はセッティングが目的だったし、できればベストに近いタイムが出ればいいし。まあ1枠目だし、欲張らず慣れていこうと思って走っていた。
唯一私が整備(?)したラジエーターの水温が気になっていた。
いつも通りぐんぐん上がり、67度を超し始めた。
『だめじゃ〜ん』
水温が安定するくらいで一度ピットインするか〜と考えていたら水温が落ち始め、ほぼ理想の温度になってきた!
『やれやれ』と胸をなで下ろし、今度は走る事に専念した。ところが二周した頃にふと水温計に目をやると、
32.1度?!
ちょいまち!私の体温よか低いじゃん!!
慌てて、減速し、ピットインしようとするとエンジンがやんわりと停止。
なぜか坂のきついWヘアピンから押して帰ってしまった。
帰ってみてもらうとシリンダーが焼き付いて、もはや使用不可能!
どうして??なんであんな水温??
整備しながら主人が『ここらへん触ったん誰なん?』という。
聞けばウォーターホースのステンレスバンドがゆるんで脱落、そこから水が全部出てしまい、結果的にオーバーヒートとなってしまった。…でも、
最初の申し送りで私は主人に『一回ここらへんははずしたからね』と言ったはず。走っただけで抜けるならチェック時に触れば私でも気付く。
10年以上信頼して整備を任せていたはずの主人のそのセリフは私にとって意外で悔しいものだった。
今日走るために整備しに来たなら今日の責任は主人だとも思ったから。買って間もないシリンダーは哀れ、サーキットの鉄くず入れに放り込まれ、会話もなく大阪に帰った。
実際やめてもいいかな?とも思った。
せっかく習い、憶え始めた整備もさせてはくれないし、走ってきた私の感想よりマシンの状態で 新しいシリンダーをセットしていくやり方も少し極端だとも思ったし。
エントリーは受理され、いまさら辞めますとも言えない状況で困り、いつもお世話になっている『クラブワイズ』さんに相談しにいった。シリンダーは弟のを借りるとしても、レースをするモチベーションはかなり下がっていた。
このままレースするのは嫌だ。
運の悪い事に今回第6戦は筑波と鈴鹿ワンデーヒーローズからのエントラントが数名TI遠征に来る。みんな意気込んで来るだろうし、地元としてはやっぱり負けられない!
しかしこのままの気分ではきっとだめだな。
練習も前日練習だけとなって、時間もなかった。愚痴まじりに私は状況を『クラブワイズ』さんに話しに行った。
『クラブワイズ』と言うお店は、チーム員にレースに対するサポートをお仕事として、主にS8とGP125のチーム員が常時お店で整備したり、情報を交換したりしている。TIのレースで私はチーム員でもないのにいつも迷惑かけている。
正直主人もやる気を無くし始めてる事は知っている。
『どうでもいい』気分でいっぱいだった私にワイズの社長山田さんは、クラブ員になって、しっかりとした知識をつける事、ご主人の仕事の忙しさの合間での活動は無理があるので、コレから僕が見ましょうという有り難い提案をもらった。
正直メールでこの話しをもらったとき、泣けてしまった(涙腺ゆるいな〜)。こんなへっぽこレーサーに手を差し伸べて救ってくれようというんだもの。
私はやんわりこの話を主人に伝え、直接山田さんと主人が話をして私は晴れて『クラブワイズ』のチーム員になった。
いい話はこれで終わらない。
なんと来年は山田さんのS8(YZ)で走る事になった。
この年でステップアップを試みる。ばくち。って言うか不良主婦ですな。
不安はあるけど、S8には憧れがあったのでとても嬉しくて小踊りした。主人もその話はとても喜んでくれて円満にまとまった。
さてTIのレースはこれからである。
●レース前日なんとか弟のシリンダーを借り、天気のいい夏真っ盛りのTIサーキットに着いた。
タイヤは前回のレ−スで皮むきしてそのままこけてレースが終わったのでこのまま決勝まで行く事にした。
風が強く、少し走りにくかった。
タイヤ温存のため、3枠あるのに1枠しか走らないのでセッティングが恐かったが、山田さんに擬音満載のインプレッションで理解してもらい、決勝に挑むことにした。なんせ今回遠征に来る人たちはほぼぶっつけでレ−スとなるので、それも今思えば意識していたのかな?
受付と車検を済ませ、たけぞうさんとりょーたくんが今回もお手伝いしてくれるので、夕方最寄りの駅(上郡駅)までお迎えに行き、ワイズの方々とお風呂と夕食にいった。
これがまた楽しい。
小旅行という感じ。練習や、レースの話も聞けるし、たくさんで行動するのもいいもんだ。
食事の後の買い出しが終わると、みんな一端またピットガレージに戻り、整備やらをする。今回山田さんに「帰ってきたらヘッドだけみようか〜」となり、私に合わせたゆったりメニューで整備を習う。
実はメインジェットやスロージェットを交換するように指示された朝の時点で、私は交換方法も知りませんでした。(きゃあ〜視線が痛い!)
散々キャブの中を反対向けに組んだりてんてこ舞い。それでも時間たっぷりでフォローは万全だ!(爆)やっぱり濃いのは否めないので、明日用にセットして、たけぞうさんとりょーたくんとで星を見に行ってから、早めの就寝に着く。
サーキットの中のロッジ
(キャンギャルすると言ってくれた友達用に予約したが不参加で自分で泊まる事に)
●レース前日
いい天気だ。心配された雨も降る事はなさそう。ところが!!
予選一時間前にトラブル発生!
ラジエーターに水を入れてると、ウォーターポンプのシールが急にいかれ、水がどんどんアンダーカウルにたまっていく。
すぐ山田さんに報告し、自分の予備パーツ入れにシールが入っていたので(主人管理)たけぞうさんとりょうたくんにも手伝ってもらい、交換、事なきを得た。感謝!
ところで今回、MH80クラスのエントラントが幅広く各地から集まったので、記念に写真撮影をしませんかと言う提案がYAHOO!BBSで出て、その打ち合わせがブリーフィング(ライダースミーティング)でされ、レース終了後に行なわれることになった。
私はひさしぶりの二桁エントラントに大いに興奮する。
どんな走りをするのか全く解らない未知のMH乗り達予選は無難に6番手だったが、まだまだ未知の可能性で恐怖が迫ってくると同時に興奮が背筋は走り続ける。
〜ボロ負けしたらどうしよう。TIの地元の面目は?
悔しくて辞めちゃうかも?!きゃあ!〜
プライドだけはいっぱしの私は、この今日の日が楽しみでもあり、憂鬱でもあった。
予選で余りマシンが走ってなく、プラグを見るとまだまだ濃かった。
少しまた薄くして、いよいよ決勝に挑む。
今回クラブワイズのお客さんが観戦で来られていた。
お子さん二人がPW50とXR50に乗っていて、結構バイクの話をした。
『ね〜、これで膝擦って走るの?』と痛いところを突かれた。
慌てて『擦ってもこのバイクじゃ速く無いんだよ〜』と言い訳。
小学2年生の女の子が乗っているXR50と言うのはオフロードマシンらしくて(お勉強不足でスンマセン)なんとギア付きで3速まであるらしい!!
そして彼女に受けた レクチャーは、『あのね、コーナーに入るときはね、2速にバンって落としてからば〜〜んって曲がるのよ。できる?』
コースに入っても彼女のアドバイスがしっとりと耳に残った。
ありがとうっ!がんばるね!
今回タイム的にハッキリ言って私は遅い。
筑波からの刺客E君がやたらと直線が速く、焦っている私。取りあえずマークだ!
せめてスタートで前に出ればなんとかなる!!シグナルブルー!!
なんとか成功!
私を入れた数台のMHが並んでS8の集団に入っていく!
いい感じやん!!
しかし、予選と少し雰囲気の変わったマシンで最初手こずってしまう。
『あっちゃ〜まずったかな?あれこれと出来んインプレしちゃったかな?私』と後悔しつつも、山田さんがセットした訳を考えながら3周走った。バシバシ抜かれる。( ̄□ ̄;
『うん!何となくコツつかんだ!!』と思ったら、やっとペースが上がっていきはじめた!
一時は9/14番手まで落ちたが、なんとか3位争いをしてる集団に入り、8台で順位を激しく入れ替えながらサイドバイサイドの接戦となっていく。
弾丸E選手と付かず離れずで周回し始め、コースに慣れている分少し有利かとも思ったが一回抜かれたら最後、なかなか抜きにくかった。
鈴鹿からのエントリーで全身モリワキカラーで決まってるK選手はどこからでも大胆に差してくるし、A選手も接近戦は得意そうでみんなつわもの揃いだった。とっても背が伸びたSRSのT選手の背中を見つつ、その後ろではいつ多重クラッシュになってもいいくらいの熱い接戦になんとか混じる事が出来ていた。
しかし長く団子状態が続いたせいか、MHのタイムが余り伸びなかった。
Wヘアピンに入る前になんと青旗が降られている!
と思った次の周でS8が私達を抜き始め、コントロールタワー直前で私達は
周回遅れのチェッカーとなってしまった。
『一体何位だったんだろう?』見える範囲では前にT選手とA選手だけ。
でも予選タイムのよかった常連二人がいないし、たぶんかなり先いってるな。
入賞してたらな…。
コース上でそんなことを考えて、ピットイン。オフィシャルからほどなく「あなたは5位ですので再車検を受けて下さい」と言われ、疲れが吹っ飛ぶ。にんまり。
表彰式はなかったけど、充実した気分で『上出来、上出来』と笑えた。あとでE選手から聞くと、「あと一周あるから後ろ付いてラストラップで(3位のT選手まで)全部抜いて、お立ち台の予定だったのに!!」とたいそう残念がっていた。
TIではS8と混走なのでたまに、MHのペースが悪いと半分ぐらいS8に追いこされてしまう現象がある。
今回台数が多くなり、その結果全体的に集団を組んでると遅くなり、パスされてしまう。これもある意味たなぼた?
車両解除が済んで、私達MHエントラントはピット上と、クラブハウス横あたりで写真撮影となった。
みんな和気あいあいとして、さっきまでカウルすれすれでバトルしていたとは思えないくらいで、コレもまた楽しくさせていただいた。
発起人のMさんお疲れ様でした。
取りあえずたけぞうさんが撮ってくれたデジカメ映像で雰囲気を見ていただきます。
時間を裂いてピットロードを貸していただきましたTIサーキットの関係者の方々、
ありがとうございました。
これでMH80クラスが盛り上がる方向でいければ本当にいいんだけど。
今回より『クラブワイズ』チーム員として参加させていただき誠にありがとうございます。
コレから一層精進致しますので御指導御鞭撻の程、よろしくお願い致します。
次回TIロードレース選手権は(最終戦)12月8日です。