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今回でTIロードレース選手権MH80クラスは最終戦となります。
そしてこのクラスの卒業式となる…。

2年間本当にいろんな事があった。

まだ湧斗がミルクを飲んでいたころ、個人売買でみつけ、冬、車でMH80を取りに行った事。

最初は本当にセッティングにハマってしまい、ちっとも前に走らず、楽しくなかった事。

私と主人がMHを諦めかけてたとき、たまたまTIサーキットで再会したNさん(元同僚)の事。

メカニックとしてアドバイザーとして私に多大な影響を与えてくれたNさんとの有意義な一年間とそして余りにも残酷な別れ。

そんな落胆の中、ネットで知り合った方々からの応援とアドバイスに感動した事。

MH80クラスで仲良くなった素敵なライバル達の事。

私を支えて手伝ってくれた人達の事。

こんな私に親身になってくれて、時間や労力を使ってくれた人々がこの世にこんなにたくさんいる事が幸せでたまりません。

そんな充実感に包まれながらとうとう最終戦になった。

 

 

●旅立つ前

今回は雨が懸念された。12月の雨…。さいあく〜〜。

最後の最後で雨女大発揮じゃん。(T▽T)
子供(湧斗5歳)がサーキットについてきたがるも、誰も見てくれる人も余裕もないので我慢してくれと説得して出かける。
これから大きくなるとそれが大変なのかもしれない。
いや、

サーキット行けばキャンギャルがいると認識し始めた事が問題か…

彼の辞書ではサーキットでママの応援なんて目的から逸脱している。あみ〜ごのおしゃべり参照

今回は私が高校時代同級生で一緒に峠やツーリングにいったりして、遊んでいた山本君が手伝いで来てくれた。
彼は元々ミニバイクレースをしていて、ガンマ250で鈴鹿、TIを10年前に走っていた。
スズキ系のバイク屋さんに勤めていたためか、めっちゃくちゃスズキ党である。
現在はモトクロスレースをやっているが、たまたま話す機会があって来てくれる事になった。
夕御飯を作り、マシンを積みに行って、山本君に家まで来てもらい、運転までしていただき、深夜のさむ〜いTIサーキットに到着。

 

●前日練習走行

ピットは2-B。深い銀色の空で寒い朝だった。

朝から三本もの練習枠をとって気合い十分(というかちっとも練習に行けなかったので今日走るしか仕方なかった)山本君とさくさくと8:30からの一本目に向かって準備する。
タイヤが夏のままで結構硬化していたが慣らすことをメインで走る。
セッティングはワイズの山田さんにやってらうが、レーシングだけでばっちり決まり、走っててもなんら問題点なく(すごい!)、ニ本目(10:30〜)を待っていたら、雨がぽつぽつ来た。
雨はレース当日から降るものだと思っていただけに戸惑う。

2本目は結局パラパラ降って、路面もしっかり濡れているものの、水しぶきが少したつだけだった。
タイムが悪く、レース当日のことが懸念される。
気温も7度から上がらず、寒い中雨足はどんどん増していく。

ワイズから今年S8で参戦中のさわちゃんがレインに履き替えているのをうらやましげにみつつ、『明日もどうせ雨なんやし練習しといたほうかいいで』と山田さんにも促され、雨の日の走り方を習ってコ−スイン。
雨は本降りとなってタイヤウォーマーで温めたタイヤが周回ごとに冷えていく。前車の水しぶきで前が見にくくなる。
それでも走り出すとなんとあまり滑らない!?
いままで全くダメダメだった雨のサーキットが少しだけ楽になった。山田さんさんきゅ〜です!!

しかし雨の中走ってかなり疲れた。
足がつりそうだし、手もかじかんでいる。寒がりの私がよくやってるな〜と思う。
明日、だいじょうぶかな〜?
ナーバスバリバリでそれでも今日が最後!こけるわけには行かない。モチベーションを無理矢理あげていく。

夕方電車でバイパーくんが来てくれて、上郡の駅に迎えにいった。
これでなんとか明日を迎えてこけずに走れたらなあ。
前々回の雨の転倒が悔しかったので今回は本当にこけたくない。


バイパ〜君TI到着!寒さ完全武装!

 

その上、エントリーリストにえらいものが記載されていた。

私が現在ランキング3位?!    まじでえ〜〜?!

 

2年前の最終戦にNさんにいわれたセリフ。

『来年ランキング3位以内に入る事を約束してくれ!』
『ははは…えっと〜…それはちょっと無理かも〜(^o^:)』
『じゃあステップアップはあかんな!そんな気持ちじゃ』

その無理だと思っていた遠い日の約束が今現実のものとなりそうで、驚愕した!
前回優勝した弟は数ポイント差でランキング4位。

なんだかキツネにつままれた気分のまま、ワイズのみんなと温泉と夕食に出掛けた。
今回は『かんぽの宿』にて入浴。


 

がら空きで500円分堪能!ええ湯やった! (特に土類系食塩泉がぬるくてよい)
実は腹ぺこ(走るときは全然食欲ないの)で、夕飯の釜あげ天麩羅うどんを12人中1位でフィニッシュ!バイパ〜君に勝てた事も嬉しい。

『何やっとんねん!』と突っ込まないで下さい。

今回もロッジで宿泊。少しビール飲んですぐに寝てしまった。
明日乾けばいいのにな〜。

●決勝当日

朝起きると雨が降っていない!「もしかしてこのまま止んでてくれるかも!?」と淡い期待もすぐに雨に流れた。
予選はカートクラスの影響で少し遅かったため、しっかりランニングとストレッチで身体を温めていく。
気温7度。
このマシンでこの気温は初めてかもしれない。かじかんだら最後動かなくなる。

バイパー君が山田さんの指示を仰いで、エンジンを触ってくれ、本人も喜んでくれた。



クマの『shin』君と。一人でTIに行くときは彼が助手席で鎮座してます。 

 

予選が始まった。(10分間)

ウエット状態でみんな慎重に走り出す。

私はタイヤが温かいうちにタイムを出そうと走ることにした。
なんとも滑稽な話。普通は走れば走るほどタイヤって温まるのに(笑)。

なんとかこけずに走行が終わる。

ブルーのピットに山本君といくと、なんと山本君とブルーが中学時代同じクラスで仲良しさんだった事が判明!
二人ともおかしな再会を喜んでいたが、ブルーは予選中転倒したらしい。ただマシンもライダーも大した事なく、決勝に挑めると知ってほっと一安心。
レインマスターレッドはマシンの調整に余念がない。マシンほったらかしでピット回りをしている私とはえらい違いだ。
マシンはヘッドを開けて山田さんに見てもらい、順調だと聞いてこれ以上なんもせんとこうと男らしく(爆)腹をくくったのだ。

予選結果が出て用紙を取りに行くと、私が2番手だと。

最後の最後のレースで、それも雨でこんな順調なのがおかしい!あ〜決勝心配や〜!
私ってとってもネガティブ(笑)

ランキングも怪しかった。
レッドが3位以上で私が転倒したり、5位以下のノーポイントならどんでん返しでランキング3位の座をレッドに取られる形となる。

雨のレース苦手だからあみ〜ごピーンチ!!
山本君に奮起させられ、ブリーフィングに行き、決勝レースの準備をする。


遊んでばっかりですんません!

 

●決勝レース

グリッドに並ぶ。
みんな一斉にタイヤウォーマーの余熱を使う為にせっせと巻く。
私はというとヘルメットの視界が悪く、バイパ〜君に曇り止めの為のガムテープを鼻先に貼ってもらうも、まだまだ曇る。
雨も私が苦手な水たまりをたくさんこさえるようにどんどん降って来た。


後ろでキャン男がはしゃいでます。(笑)

 

ほどなく決勝がはじまる。グリッドから去る山田さんにも喝を入れられ、合図とともに一周のウォームアップラップ(一周)を回り、グリッドに着いた。

 

赤旗が解除され、シグナルが点灯し、赤からブルーへ!

ちょっと失敗!でも挽回すべく、前を行く!!

真ん前にさわちゃんがいた。
早速MH80にはばまれていた。特に雨だし抜きにくいらしい。

団子になったせいか、前が全く見えない!まだ回りにS8もたくさん残っている。みんなの飛沫がミストのようになってシールドに白く付く。何回拭いてもだめだ。こんなに視界が悪いなんて想像も付かなかった。
思ったように走れず、悪いペースのまま、集団がばらけていくも、私はその波に乗れなかった。徐々に前と離れだし、途中で1台また1台と抜かれていく。
『いや〜〜!』
こんな事しか叫んでいなかった。
雨の乗り方なんてどやったかいな〜?と焦って来た。
でもたくさんの応援メールやらを思い出して、冷静になってみた。
『こけんといてね』が圧倒的に多かった。そして3周目から追い上げだした。

何台か抜いていくと遠くに赤いマシンがクラッシュパッドにはりついていた。
レッドのマシンだ!
こけたんか…。リベンジできなかったなあ。

そして常に安定した走りで他を寄せつけない速さを持つY選手が遠くに見えた。
彼がトップなら今のポジションは3位か!?
間に2番手で走るのは若干19歳の初エントリーのライダーで、前日走行では乗り馴れてないせいか私としては『ノーマーク』だった。やるやん。
しかし彼ともかなり距離があったし、このままこけない方がいいかな、と思った。
でもなんだかんだと吸い込まれるように射程距離に入った。
この頃からタイヤに全く接地感がなく、つるっと行けば即ガシャンの予感ありありだったが、
イケイケで抜き去った。

大嫌いな雨のレースで私が2番手?!
かなり焦った。
まだそれを受け止めれないでいた。
そしてどんどん心が『守り』に入っていくのが手に取るように自分でも分かった。
それがレース中どんなにいけない事か重々分かっていたので、なんとか気合いを入れるも、その頃からガンガン後ろからS8マシンが抜いていく。彼らも安全マージンを取りつつも、レースだから私を抜くときにあまり気はつかえない。
ポストごとの青旗(後続車が迫っていますという合図)にびくつく状態だった。
最終コーナーを曲がるとチェッカーフラグが見えた!!

「やった!終わりや!!」
そう思ったとたん後続のMHがいとも簡単に私を抜いていった!
しまった!慌てて追うも余りにも立ち上がりのスピードが違っていた。最終でひそかにミスを犯していたため、やや失速していた。
コントロールタワーまで必死で走るが追い付くわけがない!そしてなんとアウト側からもう1台私に並びだした!
なんと例のノーマークのライダーだった。
ぴったり並んで ゴール!!

終えてから『どっちがまえだったんやろう』と悩みつつ、ピットロードに戻る。
オフィシャルが3位までのマシンを暫定表彰式に誘導する。
しかし私は誘導されず、車検場に回された!

やってしまった!
悔しい!
中盤からアレだけ追い上げたのに…。
言い訳の言葉もない。

ただ不幸中の幸は、ランキング3位だけは守れただけ。
今後のレースに考えていかなければならない課題がまた一つ増えた。


やっと食事にいった。
雨のレースがレストランから見えるので車両保管の間、山本君とバイパ〜君と観戦していたが、スタートと共に1コーナーでどんどんマシンが転倒していく。痛そう…。
転けなくて良かったな。
ひしひしと思った。

結局4位でポイントはつくらしい。



ワイズの方達にも今回を含め、今年はかなりおんぶにだっこでお世話をかけたと思う。
特に山田さんに至ってはこの『超ド級の初心者』にバイクの動きや整備、工具の使い方、そしてマシンコントロールの方法など分かりやすく、的確に指導していただいた事は御礼の言葉もないくらいです。ありがとうございました。
一人でレースする事になってまっ先に助けてくれたAKIOさん。本当にありがとうございました!一生忘れません!
さるさん、てっちりさん も色々教えていただきました。ありがとうございます!
あと今回お手伝いに来てくれたバイパ〜君毎度ありがとうね!来年もよろしく!
山本君はロード選手権の雰囲気に戸惑いながらも手伝ってくれてありがとう!
ピット寄ってくれたA君には昨年お世話になりっぱなしでお返しも出来ないままでした。ありがとう!
I本君もメカしてもらってありがとう!!助かりました。
和田夫妻S本君。アドバイスしてくれたし、仲良くしてくれてありがとう!
男前のふ〜やんも色々教えてくれてありがとう!新しいチームでもがんばれ!
レッドブルー。いいライバルで最後まで仲良くしてくれてほんとにありがとう!楽しかったよ!
今回来れなかったけどいままで運転や整備してくれて手伝ってくれたたけぞう、そしてもタイヤ換えてくれたりしてくれてありがとう!(Tカーとしてマシン貸してくれてありがとう!)
そして10年も前にこのレース環境の根本を作り、今も家事放棄で走っている嫁を許してくれる旦那、ありがとう。
そしておかん、湧斗を預けっぱなしでいつもごめんね。ありがとう!

ネットではエレファンツの皆様ありがとうございました。特にダーマスさんいつも電話で、色々アドバイスくださり、ありがとうございました。
Dappoさん、この1年間綺麗に(Zとうちゃん風に)塗っていただいたヘルメットで走り切る事が出来ました。ありがとうございます。
Hidezyiさんはっぴいえんどの亀田万作さんtakumi君、書き込み応援ありがとうございました!
えあさんもステッカー作ってくれたり(貼れなかったけどm(_ _)m)愚痴聞いてくれてありがとう!
りょうは今年は来れなかったけど来年キャンギャルたのむよ〜!
Hiroshiさんにはアルパインスターのブーツを格安で譲っていただきありがとうございました。べ〜もほんま色々とアドバイスもくれたね。ワイズとの橋渡し役をしてもらってからもう2年が経とうしています。ほんまありがとね!
西村さんはただでチェーンガード作ってくれました。ありがとうございます! うどん食べさせて下さい(爆)
○憲さん、takkeさん、え〜ちゃん、たけやん、遠くから声援ありがとう!
まちゅみみやびもメールありがとうね!

そしてここまでやる気を引っ張ってくれたNさん
やっとあなたとの約束が守れました。
『お前が勝ってその場で一緒に俺も喜べるように頑張ってくれな!』
たくさんたくさん時間を費やして私のレースをイメージして根気よく指導してくれてありがとうございました。
来年からは自分の為だけに走ることができそうです。
天国からみてやってください。

来年からクラブワイズでS8参戦となり、Nさんと築いた『Ohaレーシング』も今期をもって終了とさせていただきます。

MH80はだれか後継者にと考えています。

 

皆様これまでこのレースレポートを愛読していただき、ありがとうございます。

「なんちゃって参戦記」で始まったこのページにここまで反響があるとは思わなかったので正直驚きました。
これまで可愛がっていただき、感謝しています!

来年また頑張って書いていきますのでどうかよろしくおねがいします。

どうもありがとうございました

 

 

2002.12.9

 


 

 

 

 

今年はこれで2002TIロードレース選手権シリーズが終わりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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