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●前日走行
今回のレース前練習はミニバイクのサーキットにNSR50を持っていって練習したくらいで、前日練習までTIに行ってMH80には乗れなかった。
メカさんとの時間の予定がつかなかったのが第一の理由だった。10年も所有しているNSR50ではまあまあ『思い通り』に走れるような気がするが、MH80は『付き合いたての彼氏』みたいでなにか躊躇してしまう。
いらんことして逆鱗に触れたり、がっかりさせちゃうんじゃないのかと自分を出して接することができない。アレ?何の話だっけ?今回も前日練習だけは予約した。
深夜からマシンを積み、初夏まっさかりの岡山県・TI英田サーキットに着いた。
MH80はたいして変更もなく、あの雨のレースのままのファイナル。
気持ちもあの日のまま。 良い意味でいい気になっている。
練習は今回も全体的に慣れる事が課題。そしてあの幻のベストタイムに近付く事。
あのタイムで走れば予選はフロントロー、決勝はトップ争い!!(現段階のメンバーなら)かなり楽しいレースライフが待っている。 しかしまぐれだったのか、私の現段階でのタイムはそれから遅れる事5秒!もはや同一人物とは思えない。
ポールポジションとバックマーカー…。 早く出世したい。練習1回目。
準備をしてコースインの入り口で係員に走行チケットを渡し、「いっくでえ〜!!」とアクセルを開けて右旋回したとたん、リアタイヤがずべ〜っ!っと滑ってマシンはコントロールタワーの真ん前で真横に向いた。
言っておきますがそこはまだピットロード。 私は絶対こけられないと思い、必死で転倒だけは回避した。
もしこけてたら…その上怪我なんてしたら…私は顔から火を吹きながらコースに入った。
あとあと知人に寄ってたかって「すごかったね」「良く耐えたね」と絶賛された。 コースの中の走りは誰一人話題としなかったのに。くすん。
というのも私はコースインとピットインをくり返して、ろくに走ってなかった。
課題の『慣熟走行』もままならないまま。 ピットロード横向き事件にも繋がるが、履いていたタイヤが死んでいた。
二戦目の雨レース時のタイヤは今回のレース用に取って置いて、今回練習で履いたのは昨年の最終戦〜今年の第一戦に使用していたタイヤだった。
もちろん私も承知して乗っていた。しかし「ちょっとお〜バイク曲がってんじゃないの!?」と思うくらいコーナーリング時はもちろん、ストレートでマシンは直立状態なのにも関わらず『ぐにゃりぐにゃり』と左右に振る。風かと思ったが、何かトラブルかも知れないのですぐにピットイン。
とりあえずバイクが家のガレージの中で勝手に曲がったりはしないので、まずは私が気になるフロントタイヤから換えてみて、ダメだったので今度はリアタイヤを交換した。 だからほとんど走れなかった。
ノートにも『タイヤのせいか走れず。少し濃いかも』とだけしか書けなかった。
ノーマルタイヤマジック!練習2回目。
1回目でタイヤもこなれてたので、「3周目からタイム出すつもりで思いきってゆけ!」との指示。 『いや〜いつも一杯一杯ですよ』と言い返したいとこだが、Nさんにはお見通し。
言われた通りに課題をクリア出来れば私にはもれなく『経験値UP!!』の音が鳴る。 頑張るっきゃない!
セッティングも薄めにした 。
コースインして2周はさーっと走る。
うん、やっぱタイヤだったんだな、これで不安は解消!
3周目から本気で走る。
しかし平凡な慣熟走行だった。
タイムこそいつもより1秒は速いけど、でも全然だめ。 ノってくるとタイヤが滑る箇所がある。危ないスリップではなく、私も承知の事。
しかしそれすらなく『妥協』した練習でパ〜にしてしまった。 口では『頑張る』なんてなんとでも言える。頑張れてないじゃん!私。
これで今日の練習は終わり。
話をしても歯切れの悪い私にNさんはいつもよりトーンを落として色々説明をしてくれた。ごめんよNさん、スライムばかりと戦って、経験値は上がらなかったよ。 そんなブルーな私にホイミで励ましてくれた。 明日頑張るよ。ほんまかいな。
●レース当日
梅雨入り間近の日曜にこれだけいい天気だとほんと気合いが入る。 今回もS80とMH80は朝一発のレースなので眠いけど。
ミニバイクレースだと「スクーターノーマルクラス」ってとこかな?
相席ならぬ『相ピット』のライダーさんはだいぶ後にある250クラスみたいでまだ時間があり、ほっこりされていた。
余談だが、練習日やレースで私が走行前にツナギに着替えてピットに戻ってくると少なからず動揺する人がいる。ヘルパーだとばかり思ってたのねん。
私は内心ほくそ笑む。そんなこんだで予選。気温21度 湿度65% 路面ドライ!
5周でタイムアタックをする。
『おもいっきり行け!』Nさんに喝を入れられコースイン!
1周はタイヤを暖めることにして1周目の最終コーナーから気合いを入れていく。
ホームストレッチを走ってコントロールタワー前から計測開始!!
しかし、回転数がおかしい1000rpmも下回った位置でフケ切る。 マシンは走るがなんだか恐い。
「エンジン壊れちゃったの〜っ!?」
気が気でなくなる。 でももうピットに戻る時間はない。
症状はどんどん悪化!?と思いきやMHのバッテリーが切れただけでした。
タコメーターが正常に作動していなかっただけのことだった。
終わってみれば前日練習のタイムより3秒も遅い。
短時間にタイムを出すことが今後の課題となった。頑張らないとだめだ。決勝グリッド9/10番手。
最悪です。 決勝だけは頑張らないと。
「ようは決勝で前にいきゃあええんやから」とまたNさんが励ます。
よっぽど暗かったのかな?私。決勝グリッドにつく。6列目。最後列。ひ〜ん
今回はMH80の中にS80が一台紛れてた。
タイヤウォーマーも使ってる人が少ない。路面温度が高いのだ。 スリックのS80マシンはタイヤが大変だ。
今回はスタートは失敗できない。
一周回ってから再びグリッドに着き、シグナルを凝視する。3、2、1、スタート!!
50点くらい。失敗しなかっただけ。1コーナーに突っ込む!
すぐに集団に入れたがつまってしまっているだけだ。
加速もみんな中途半端でそれでも何台か抜いた。
その中になぜかS80がいたが気にならなかった。「すぐどっかいくだろ」 10秒以上も速いハズのS80がこの後私に何かをもたらすなんて想像もつかなかった。
結局彼のS80は、MHの集団の中にいて、おおいにかき回してくれた。 良くも悪くも。
彼は他のライダーに接触しかけて、私はその混乱に便乗して5位まで上がったり、また彼に接触されかけたり。 なんせストレートが遅くて(壊れてるみたいだから)どんどん邪魔になっていった。 『あんたと試合しても順位は変わらないんだよ〜!!どっか行ってよ〜!!』
どれだけ叫んでも彼はどこにも行かずぴったりと私と7周回った。抜きつ抜かれつでS80と…意味ないっす。とほほ
勉強にはなりましたがね。結果は初めてのノーポイント。 7/10位。
目の前にいたゼッケン40番のマシンが6位。
予選10/10位の方でした。
悔しい!!遠くで表彰式のアナウンスと拍手が聞こえてきた。
泣きたくなった。
たった10台で走って6番にもならないなんて 情けなかった。
敗因はS80のせいではない。
私は練習でファイナルをあわしていたが決勝になったら全く合っていない。
原因は『練習と決勝のタイム差が5秒も違っていた』ため。 あわねーわな。
裏のストレートの終わり、ブレーキ時13400rpm位でばっちりだったのにいざ決勝になったらだいぶ前にふけ切っていた。つまり6速で『うんうん』言わせて走ってるから突っ込みなんてもたもた。
さすがにNさんも眉をひそめて「話ならんなあ。練習でなんでそこまで走れないんや?」「わからない。たぶんレースはMHとからむから興奮してタイム縮んだと思う」「そんなんじゃあかん!一人で走ってベスト出せるようにしろ」「はい」「課題増えたけどきっと出来ると思う。単車のセッティングなんて後回しやで」今回はレースエントリーしなかったが応援で来ていた友達に走り方について意見をもらった。
まとめると私はまだまだバイクに慣れていなくて、メンタル的に左右されやすい。 他にもたくさんの意見ももらい私は今度からミニバイクサーキットで練習することにした。
きちんとしたコースで目標を持ってタイムも計って練習する。
いままで「ちょいと練習」みたいな使い方だったミニバイクコース。
連れの勧めで『生駒スポーツランド』を選んだ。
思いきって一人で行く。
職業柄平日に行く。
ちょっと『一人立ち』した気分。まだ行ってもないけど。
今度は『ミニバイク練習記』ってのが始まります。(うそ。まだ未定)
練習の話が面白いのかどうか知らないけれどまた来て下さい。
次回 TIロードレース選手権は8月12日です。