今回でTIロードレース選手権MH80クラスは最終戦となります。

今年は本当にいろんな事があり、楽しかった想い出のほうが数えたらきっと多いと思います。
たくさんの知人が増え、親身に相談に乗ってもらったり、いろんなことを勉強出来て充実していました。

今回は「パワーパイプ」と言うメーカーのチャンバーを装着しての挑戦となりました。

●練習走行

今回はTIサーキットには練習走行日が合わず、ほぼぶっつけでのチャンバー初挑戦。
なんせ私はノーマルマフラー以外(公道でも)着けた事が無く、どんな風にバイクが変わるのか分からなかった。
私的予想では『2秒くらいポンとタイムが縮む!?』との淡い期待を胸に買った感があったのに「そんなには変わらないよ」とのこと。そうなの??がっくし


今回は前回のレースの8/12から一転しての寒さ。
『でもまあMHだし』とセッティングを甘く見ていたので悲劇はここから始まったようだ。

あいにくの雨の中、案の定ばたばたと用意して一人で走って早朝にTIサーキットに着いた。
『う〜また雨女発揮?かんべんしてよ』と雨の中走ってきて疲れてしまった。

ゲートが6:00に開いてパドックで少し仮眠。
明るくなってからメカニックをしてくれるA君がややお寝坊気味で登場!
今日はCULB Ys'の隣のピットだったし、N250クラスのS本君も同じピットでなんだかリラックスムードで始まった。

今回メカニックとしてお世話になったA君とN250エントリーのS本君

 

まずは不完全で乗せてきたマシンを練習枠の時間までに整備。
チャンバーのサイレンサー装着とあとはガソリンを作って、カウル付け替えて…私なりに時間配分は出来ていたし、1枠目はセッティングを始めて普通に悩んだりしてた。
しかし1枠目終了して、新品タイヤに交換していたA君が『やばいっすよ!これ』と私に見せたのはぼろぼろに欠けまくったFブレーキパッド。ペラペラだし、面積がもう70%しかない。
『あ〜だからさっき効きが悪かったんだねえ』
くまでも素人丸出しで『いいよ、そんだけあれば』と脳天気な私。
これ(バッドの部分)がすべて消え失せたらどうなるかなんて知識はなかった。

『…死にますよ』

えっ?!あ〜…そうなんですか?じゃあ交換しましょう。あれ?まてよ…(汗)わたしゃ予備パーツの箱ン中にブレーキパッドなんて見た事ないっ!
無かった…。
どこに聞いてもMHのものはなくてあきらめたA君は
『じゃあ…このまま…気を付けて走ってもらえます?』
え…?A君…それでいいの?

そうこうしてるうちに私の車にもう一台MHが乗ってる事にA君とS本君が思い出した。
積んできた私が気付けよ。
弟のMH80は明日ナラシのため弟より早くサーキットに入っていた。
まだ大阪で仕事をしている弟に電話でパッド拝借の旨を伝えるが早いか、奴のマシンからむしり取った。

練習は何回もピットインし、セッティングに励んではみるが『擬音でしか伝えられない稚拙なライダー』と『MH80は今回初めて触るメカ』でどうしても決められなかった。
昨年の冬のデーターはNさんの頭の中だけだっただけにどうする事も出来ず、2枠終了。

A君は自分の練習そっちのけで(GP125レーサー)私のMHにかかりきりとなってしまった。
ほんまごめん。



メインストレート

心配してた雨は明日も全く心配なく、寒いながらも快適な1日だったが明日のレース、どうなっちゃうんだろう。
あんなにバイクが走らなかったらほんとやばい。A君にほんと申し訳ないよお。
一緒のピットの方々(O谷夫妻とT内さん)とお風呂&食事に行き、寒いので予約したロッジで寝た。

ちなみに夜は、星空がきれいで、私は空ばかり見ていた。
都会育ちの私にはここの星は圧巻だ。


●決勝当日

目覚めると予想通り気温はとても低く、少し雲が多かったが、昨日みたいに風は強くなかったので楽だった。

予選は気温10度の中での走行。かなりこたえるが雨を免れた為気分はいい。
A君のタイヤウォマーを借りれることとなった。
なにをすればいいかわからない私に比べ、
完璧に時間管理をしていたA君。
マシンも昨日の練習終了後、せっせと駐車場を走っては、いじりをくり返してなんとか「いい状態」にもっていってくれた。ありがとうA君 !お礼の言葉がありません。

8:00からまだぜんぜん寒いサーキットで予選が始まった。
白い霜が雪景色のようにグラベルで煌めいていた。しかし
タイヤは温められ、いきなり全開走行とはいかないものの、かなり安心して走れる。

風が冷たい。っていうか痛い。
徐々に指が動かなくなり、身体が痛くなり息が苦しくなってくる。
冷水に浸かった感じに似ている。
でもマシンはタイヤが滑るでもなく、最悪な状態を脱したとはいえ、重たい加速感に戸惑った。



『まだまだ濃いみたいですね』スプロケも換えるがどうしてもピンとこない。
ストレートエンドでフケ切っていないのに、決勝はロングに振りたい気分。重たいのだ。何となく。

これでは伝わらない。
こんなおバカなライダーだとほんとメカは困るなあ…。

ちょっぴり夏を振り返る。

 

●決勝レース

決勝前にtakkieさんと○憲さんとお友達が応援に駆け付けてくれた。
○憲さんは応援垂れ幕を作ってくれた。
バリバリの自作でメインスタンドの柵に貼ってあったのを見た時はじ〜んと感動した。
takkieさんは最高の食材を持参して、特製サンドイッチ(オープンサンド)を10人前用意して下さった!


青空に映える応援垂れ幕 あっくんのかわゆい声援!!

 

へへっうれし〜〜!

 

A君が 『なんか全日本のピットウォークみたいですねえ。すごいじゃないですか』と感心してた。
私も「こんなに力一杯応援してくれてるんだから頑張らないと」と気合いを入れた。

お昼前、晴天のグリッドに並ぶ。
朝到着した弟が友達とヘルパーしてくれた。

読めるかな?

 

スターティンググリッドでも打ち合わせの余念がないA君とあみ


メインスタンドでは○憲さんの3歳の子供あっくんが『あみ〜ご〜!』と応援してくれていた。

予選はやや慎重に走ったのと、やっぱり濃かったからか12台中11番手。

しか〜し!!『ここから一気に脱出して今日も表彰台GETだぜ!』

気合いは充分!シグナルを見つめて一番パワーが出る所に針を持って行く……?あり??
思った所に回転数が合わせられないっ!!すぐ針が走っちゃう!うそん!
これに気付いたのはスタート5秒前。
仕方なく「ブンブン」とあおって回転数をキープしてみる。(これ嫌い。タイミング合わないもん)
有無を言わさずシグナルはブルー!

やっぱりタイミングをミスり、なおかつクラッチミートも以前Nさんに言われてたリリースの仕方が出来てなく、ほぼ最後尾で群集に入って行った。

 

裏のストレートまではかなり周りのマシンはいて、『このまま固まって行くんかなあ?いいなあ』とおもったのもつかの間、ストレートの中程で徐々においてかれる。

『あああ〜!みんなまってええ!』

待つかい!

あっと言う間にたった3台。

やばい今回の3台は前回とは様子が違う。きっと前にはかなりの台数がある。
絶対3位争いなんかじゃない…あああマジでぇ〜やだ〜!
しかし見えないくらいの差だなんて…ショッ
ク!

競ってたはずのマシンも徐々に私を抜き、遠くなっていく。
数周ほど遠くなって行くライバル達を見つめ、単独走行状態だった。
そしてついには後ろから違うマシンに抜かれた!これって最悪だ〜〜〜〜!
順位奪取に頑張る。何位か分からないけど。

彼はトラブルがあるのかコーナーが、ストレートの速さとは反比例していたので、なんとかコーナーで行きたかったが抜くのが下手な私はてこずる。
タイヤも滑らないくらいののったり重い状況はやっぱりマシン的に御機嫌とはいかない。
その上私より明らかにおおきな男性にストレートで抜かれた事がショックだった。


『このパターンを嫌って貧乏人には辛いがチャンバーを買ったのではないか?!』

くやしくて
地団駄を踏む。

なかなか抜けない。そりゃそうだ。
彼は雨の第3戦で 優勝していたライダーだった。
でも付かず離れずで2周まわり、 いよいよラストラップ。まだチャンスはある!

どこで仕掛けようか。

長いストレートのあとは開いた距離を縮める事で精一杯だからコーナーが続くとこの最後だなあ。
そういや、彼は最終コーナーの二個手前でいつもてこずっているなあ。
決めた!
最終コーナーで決めたる!!

ニ個目案の定何かのトラブルでコーナリングを手こずっている(本来ならあんな走り方をするライダーではないはず)で、私はなるべくぴったり彼のイン側に入る。

頭入れていようがきっとかぶされるので突っ込みより立ち上がり勝負でいくことにした。
すると最終コーナーで転倒者あり!
やった!チャンス!!
コーナーでのアクシデントでラインが苦しくなった彼はなんとか立ち上がろうとするもイン側に私が入っている!
完全に今回は半分以上は前に割り込めた!
よっしゃあぁぁぁっ!!

身体を丸めて加速に専念!!
でも恐い!
いつ横からす〜っと来るかとヒヤヒヤした。

あ〜やだやだ!抜かんといてまじで!いま真後ろ?真横?
そうこうしてる間にコントロールラインを越えた!!

やった!!何位か知らんけど競り勝った!!
もうこれでも超嬉しいっ!!

どうやら件のアクシデントで失速かなんかでメインストレートでの延びがなかったみたいだ。

また、たすかった!!!

でも入賞は程遠く8位。

レース後すぐA君も『まだ濃かったみたいですねえ』と言っていた。
もっと私がバイクを分かって乗っていればもっといい状態で決勝に挑めたのにほんとごめんなあ。
ここまでのランキングが6位だっただけにちと期待して走っていた。ランキング何位かはもう知らないけどこんな結末はやはり納得行かない。悔しい。
でも色々試す事の重要性や楽しさを少し私なりに感じた。

もっともっと勉強しよう。

せっかく工具箱も安くで譲ってもらったんだしね。
暮れは仕事を頑張って来年の資金作りをします。

初ツールボックス。

レース後、グランドスタンド側から見ていた○憲さんやtakkieさん達が手荷物持参でピットにやってきた。
あみ〜ご今回一番のお楽しみの『takkieさんの手料理のランチ』

準備期間に掲示板で色々な食材の入手の話を聞いたけど、いったいどんなランチになるんだろうと期待は膨らみまくりだった!

takkieさんスペシャルサンド!ライ麦パンの香ばしかったこと!!

メニューは『ライ麦のオープンサンドイッチ』
好きな具材を各々でトッピングしてかじり付くスタイル。

挟む具も ライ麦パンに粒マスタードやバターを塗って、そこにパプリカ、たまねぎ、ピクルス、セロリ、クレソン、サラダ菜、ハム各種、モンキーバナナ etc
そして極め付けのメインは「ローストビーフ」……!!

サーキットで色とりどりの生野菜はすごい違和感があった。雑草以外ここでは見た事がない!
私のトランポの後ろがtakkieさんの臨時キッチンになり、そこでお肉がお目見え!
男性が多かったせいか大きな塊がどんどん薄く切り分けら
れ、野菜も果物もおいしかった。
いつもパンかインスタントラーメンしか食べられない環境で、なんと赤ワインで乾杯して、わいわいと盛り付けながら 贅沢なランチを楽しむ。


かんぱ〜い!!

 


『これで成績が良ければ…』

それはいわないで、今を楽しもう!うん!
来年からMH80でレースをするよとマシンも買って意気込んでいる『りょうた』さんもお友達と来てみんなでいっぱいごちそうになった。

ちなみに私は4個以上のサンドイッチやら卵やらをワインとともにいただいた。食べ過ぎ??
美味しかったからね。もっとたくさんあったけどなかなか独特のムードで近寄りがたかったらしい。

本当に美味しくて楽しいパドックパーティーでした。

ありがとうございました。

ランチのあとみんなで記念撮影。
最初はにかんでいた○憲さんの御子息あっくんもすっかり慣れてくれた。

 

 

片付けも済んだ頃、『ばび〜』さんと会った。
この方も私のHPを見て下さって、今回はほぼぶっつけで遠くからN250のレースに来られていた。
私も彼もお互いのレースがくっついて開催されたため見
れなかったが、次回は絶対見に行きますよ!最終戦ですもんね。

K-AKIOさんのピットには何回かお邪魔したが、マシンが大変な事になりAKIOさんは深夜2時半近くまでエンジンの積み替えをしていた(それも初体験らしい)。やっぱ『明日は絶対勝つ!』という気合いがあればはじめての作業だろうと、深夜の極寒のピットであろうともやっちゃうんですねえ!
あらためて彼の凄さ、執念と自信を垣間見た気がした。

私も頑張らなきゃ!

 

 

 

2001.11.13

 


 

 


 

 

今年はこれにて2001TIロードレース選手権シリーズが終わりました。
たくさんの応援ありがとうございます。
これからもますます速くなれるように頑張りますので温かく見守って下さい。


どうも本当にありがとうございました。